まちがった歩き方を続けると、足が太くなったり骨盤が歪んだりなど、あらゆる不調を招きます。
特にヒールを履く機会の多い女性は要注意。普通に歩いているよりも不安定で悪い姿勢になりやすく、
ポッコリお腹やむくみに悩まされることが多いです。
歩き方が間違っているとこんな不調を招きます。
-歩くときにふくらはぎに一番力が入っている-
外出先から帰宅すると、ふくらはぎが筋肉痛になる方やふくらはぎの筋肉がつきやすい方は、
NGな歩き方をしている可能性が高いです。
正しい歩き方をしていると、ふくらはぎよりもお尻の筋肉である大殿筋に力が入るので足が太くならず、
ヒップアップ効果を実感できます。
-スカートを履いて歩くとフロント位置がずれる-
スカートを履いてしばらく歩いていると、フロントがずれた経験はありませんか?
スカートの位置がずれてしまうということは、
歩いているときに骨盤が固定されず左右にグラグラと揺らしながら歩いている証拠です。
骨盤が不安定な状態で歩くと骨盤が歪みやすくなり、冷えや生理痛などのトラブルを引き起こしてしまいます。
-歩くとひざの痛み、腰痛を感じやすい-
歩くとひざや腰に痛みを感じる方は、ヒールを履いている場合が多いです。
ヒールを履くと下半身が不安定になり、自然とガニ股で歩いてしまいます。
ガニ股はひざや腰に負担のかかる歩き方であり、猫背になりやすい歩き方です。
座っているときも姿勢が悪くなりやすいので、トレーニングで改善しましょう。
-猫背からポッコリお腹に-
まちがった歩き方をしている方は、猫背で背中が丸まっていることも少なくありません。
猫背になると股関節周りの筋肉が使えなくなり、お腹周りに脂肪がつきやすくなります。
-関節の痛みや腰痛が起こりやすくなる-
まちがった歩き方をつづけると、ひざや腰に負担がかかります。
ひざや腰への負担を避けようとおかしな歩き方がクセになる方も。
ひざや腰の負担を和らげるには、股関節から足を踏み出すことが大切です。
-脂肪がつきやすくなり足が太くなる-
ふくらはぎに力が入っているということは、ひざから下を中心に動かされている状態。
必要以上にふくらはぎの筋肉を鍛えてしまい、足が太くなります。
正しい歩き方では、股関節から足を動かします。
股関節から動かしながら歩くと、血液循環がよくなりむくみ太りを解消できますよ。
- 足裏の重心は「かかと」→「指の付け根」→「指先」と移動させます。
- 足裏はべったりつけずに、「中央外側」を意識します。
- 指先は「小指の付け根」→「親指の付け根」と重心を移動させます。
- 踏み込みは親指で行います。
かかとから歩くメリットは?
①前重心ではなく後ろ重心
歩くときはつま先ではなく、かかとに体重をかける「後ろ重心」を意識しましょう。
前重心の歩き方は、つま先に体重が傾きひざに負担がかかります。次の一歩を踏み出す力が余計にかかるので、
歩き疲れや腰痛に発展しやすいです。
後ろ重心に変えると、体の重さをあまり感じず一歩一歩を軽く踏み出せるようになります。
②骨盤を固定して歩く
歩くときは常におへそが前を向いていることをチェックしてください。
骨盤が固定されている状態は、歩いているときにおへそが常に前を向いています。
③お尻ともも裏の筋肉で地面を蹴る
歩く動作は足裏に意識が向きがちですが、後ろ足のお尻ともも裏を意識しましょう。
お尻ともも裏に力が入っていると、ふくらはぎに余計な力が入らず、股関節から足を動かせるようになります。